【悲報】貯金だけでFIRE狙った人、20年後に“絶望の現実”を知るw
「毎月ちゃんと貯めてたのに、FIREラインに全然届かない…」——原因は複利の欠如とインフレ。現金100%は“安全に見えるけど静かに目減りする”戦略です。
結論(TL;DR)
- 現金は価格変動が少ない代わりに複利が働きにくい。20年スパンでは機会損失が雪だるま式に拡大。
- インフレ率>預金金利の環境が続くと、実質購買力が低下。目標生活費に届かない。
- FIREを狙うなら、現金=生活防衛費に限定し、インデックス×長期×再投資で“複利の土台”を作るのが近道。
なぜ“貯金FIRE”は詰むのか
1) 複利が立ち上がらない
金利0〜数%の世界では元本→利息→再投資の循環が弱く、増加カーブがほぼ直線。株式・債券・不動産REITなどの資産は配当・分配・値上がりが重なり、曲線(指数関数)で伸びます。
2) インフレで“見かけの額”が裏切る
名目で貯金が増えても、物価が上がれば実質価値は目減り。20年後に必要な生活費を現在の価格で考えていると、達成したはずの金額で生活レベルが維持できないことが起きます。
3) 機会損失が“取り返しのつかない差”に
初期の数年を貯金オンリーで過ごすと、もっとも価値の高い“若い複利期間”を失います。途中で投資を始めても、スタートが遅い分だけ差は埋まりにくい。
ざっくり比較シミュレーション(イメージ)
前提:毎月10万円を20年積み上げ。
・貯金:年0.2%(税・物価は無視した名目の目安)
・分散インデックス:年5%(手数料後想定の保守的レンジ)
- 貯金…最終額約2,460万円前後(元本2,400万円+微小利息)
- インデックス…最終額約4,000万円弱
- 差額…1,500万円+(複利が効くか否かの差)
※あくまで概算モデル。実際の利回り・税制・手数料・相場変動で結果は前後します。
“貯金オンリー勢”が誤解しがちな3つ
- 「暴落が怖い→だから現金100%」
暴落は数年おきに来ますが、時間分散×市場参加で平準化可能。現金100%は“永続的な”インフレリスクを抱えます。 - 「利息がつけば十分」
インフレに負ける金利では実質マイナス。利息“だけ”では生活費の伸びに追いつきません。 - 「投資は難しい」
個別株選びは難しいが、広く安いインデックスなら意思決定は単純化できます。
FIRE最短“複利マップ”——実行ステップ
- 生活防衛費を先に確保
目安は6〜12ヶ月分の生活費。ここは現金・個人向け国債・定期など安全資産で。 - コア資産は低コストインデックス
全世界株 or 米国株の投信/ETFを中核に。信託報酬は年0.1%台を目安。 - 積立を自動化
毎月定額でドルコスト。増額余地が出たらボーナス月に上乗せ。 - 再投資を徹底
分配金・配当は自動再投資。複利のギアを落とさない。 - 税制優遇を最大化
NISAの非課税枠を使い、課税口座は売却益・配当課税を意識。長期保有で回転を減らしコスト圧縮。 - アセットミックスを固定化
株式100%が不安なら、債券・金でボラを抑制。年1回のリバランスで配分をキープ。 - 収入サイドを強化
昇給・副業・転職で投資原資を増やす。投資テクより入金力が効く。
目標設定のコツ(挫折しないKPI)
- 月間積立額:手取りの15〜30%を目標に段階アップ。
- 総資産倍率:年間支出の25〜30倍をFIREの一つの目安に。
- 下落耐性:最大下落時の含み損許容額(円ベース)を事前に明文化。
よくある質問
Q. 今から投資を始めても遅くない?
A. 今日が最短。複利は“投下した時間”の長さで効きます。年齢に応じて株式比率は調整。
Q. 暴落が来たら?
A. ルールは「積立継続」「配分維持」「狼狽売り禁止」の3点。現金の防衛費が心の支え。
Q. どの投資商品を選べば?
A. 原則は低コスト・広範囲・透明性。同じ指数なら信託報酬の安い方を選びましょう。
今日のまとめ
- 貯金だけでは複利が立ち上がらず、インフレに飲まれてFIREラインに届きにくい。
- 現金は防衛費まで、残りはインデックス×長期×再投資で“曲線の成長”に乗る。
- 最強のブーストは入金力の強化。収入を上げ、淡々と積む。











