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「オルカンを買っておけば円安で勝てる」――そんなボーナスタイムが、ついに終わるかもしれない。

一部の市場関係者から、ドル円は年末までに150円を割り込み、場合によっては140円台まで円高が進むとの予測が浮上している。もし本当に140円台へ突入すれば、海外株の上昇を円安が押し上げてきたオルカンにも強烈な逆風となる。

今年積み上げた含み益が為替だけで削られる可能性もあるなか、オルカン民からは「円高やめて」「今年の上昇分が消える」と悲鳴が続出。果たして円安相場は本当に終わるのか――市場の予測と投資家の反応を見ていこう。

市場解説:ドル円140円ならオルカンはどうなる?

今回、市場で注目されているのは、ドル円が年末までに150円を割り込み、一部では140円台まで円高が進む可能性だ。ヘッジファンドによる円高ポジションや、米国側からの円安是正圧力を警戒する声も出ている。

為替ヘッジなしのオルカンは、世界の株価だけでなくドル円の動きにも影響される。海外株がドルベースで上昇しても、同時に円高が進めば、円換算した基準価額は押し下げられる可能性がある。

ドル円154円から円高になった場合の為替影響

  • 154円→150円:円換算では約2.6%の下押し
  • 154円→140円:円換算では約9.1%の下押し

ただし、これは海外株の価格が変わらなかった場合の単純計算だ。実際の基準価額は株価、為替、構成銘柄などで変動する。また、140円を狙うオプション取引が活発だからといって、必ず140円になるわけではない。市場参加者が円高リスクへの備えを強めているサインとして見るべきだろう。

投資家の反応:悲鳴と歓迎で真っ二つ

ドル円140円説に対し、投資家の反応は大きく分かれている。

「今年のオルカン上昇分が消えてしまう」「外貨建て資産の含み益が一気に削られそう」

「積立中なら円高は安く買えるチャンス」「短期で売らないなら悲しむ必要はない」

「輸入物価が下がるなら円高を歓迎したい」「国民生活には円安是正が必要」

「原油高と円高が同時に進む複雑な相場」「内需株と資源株の資金移動を見たい」

すでに保有額が大きい人にとって円高は評価額を押し下げる要因になる。一方、これから長期間積み立てる人にとっては、同じ金額でより多くの海外資産を買える局面にもなる。立場によって円高の見え方は大きく異なる。

管理人コメント

ドル円が140円まで下落すれば、オルカンの評価額には無視できない影響が出る。ただ、それだけを理由に慌てて売却するのは違うと考えている。

新NISAで長期積立をしているなら、円高は将来の口数を増やすチャンスでもある。問題なのは、円安が永遠に続く前提で、生活防衛資金まで投資へ回してしまうことだ。

為替は専門家でも正確に予想できない。150円、140円、あるいは再び円安へ戻る可能性もある。だからこそ、為替予測に合わせて売買を繰り返すより、現金を残しながら一定額を積み立てる方が現実的だろう。

オルカンが危険なのではなく、「円安で増えた含み益が当然の利益だと思い込むこと」が最大の落とし穴だ。

結論:円高はオルカン終了ではない

ドル円が140円台まで円高になれば、為替ヘッジなしのオルカンは一時的に大きく下落する可能性がある。しかし、それは世界企業の価値が消滅したという意味ではない。

積立を続ける投資家にとっては、円高局面で海外資産を安く買えるメリットもある。反対に、近く使う予定のお金まで投資している人や、含み益を前提に生活設計している人は注意が必要だ。

ドル円140円は「オルカン終了」ではない。
長期投資家にとって本当に危険なのは、為替予測に振り回されて積立をやめてしまうことだ。