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【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術 (朝日新書)
水瀬 ケンイチ
朝日新聞出版
2022-03-11

【冷静に考えて】新NISAを1社に全ツッパした情弱ワイ、暴落シナリオを真面目に計算したら眠れなくなったw

「この銘柄さえ握っておけば、新NISAは勝ち確w」
そんなノリで1社集中投資をキメてしまった情弱ワイ。
ふと我に返って、真面目に暴落シナリオを計算してみたら──
「これ、普通に老後プラン詰むやつでは?」となり、夜しか眠れなくなった話ですw

※本記事は特定の銘柄推奨ではなく、「新NISA×1社集中」のリスクを定量的にイメージするための解説です。
実際の投資判断は、必ずご自身のリスク許容度・資産状況に合わせて行ってください。

① なぜ人は新NISAで「1社集中」したくなるのか?

まずは自虐からw
ワイが新NISAで1社集中したくなった理由は、だいたいこんな感じでした:

  • 過去チャートを見たら「右肩上がり」で気持ちよすぎた
  • 配当利回りが高くて、「これ配当だけで暮らせるやろ」と錯覚
  • インフルエンサーや掲示板でやたら持ち上げられていた
  • 分散投資より「一発ドカン」の方が夢があって楽しい

でも冷静に考えると、新NISAの非課税枠は一生モノ
ここをたった1社の株価に人生丸投げするって、
よく考えたらかなり攻めたギャンブルなんですよね。

② 専門的に言うと、それ「銘柄固有リスク」に全ツッパしてるだけ

投資のリスクは、大きく分けるとざっくりこんなイメージになります。

  • 市場全体のリスク(システマティックリスク)
    ┗ リーマンショック級の暴落、コロナショック、世界同時株安など。
    分散しても完全には避けられない「逃げ場なし」のやつ。
  • 銘柄固有のリスク(アンシステマティックリスク)
    ┗ 不祥事、業績悪化、規制強化、競合に負ける…など、
    個別企業だけが食らう事故リスク。

インデックス投資や分散投資は、「銘柄固有リスク」を薄めるのが目的。
一方、新NISAで1社集中するということは……

・市場全体のリスク → 当然くらう
・銘柄固有のリスク全部モロ被り

つまり、「リスクを2段重ねで受けに行ってる」状態になっているわけです。
これを「新NISAという一生モノの非課税枠」でやるのは、正直だいぶ勇者ムーブ。

③ 暴落シナリオをざっくり計算してみたら、普通にエグかった件

ここからが本題。
「感覚的に怖い」だけだと人間動けないので、ざっくり数字でイメージしてみます。

<仮の前提シナリオ(あくまでイメージ)>

  • 新NISAで、ある高配当株1社に毎月5万円を積立
  • 想定リターン:年率5%くらいで「まあまあ順調」に成長
  • 10年目に、その会社だけ▲50%暴落(不祥事・減配など)

普通に運用していけば、10年積立×年5%ならそれなりの金額になります。
でもそこで、1社だけ大事故を起こして一撃▲50%食らうと……

・「分散してた場合」に比べて、資産の落ち込み幅がエグい
・「非課税で増やした分」がごっそり吹き飛ぶ
・精神的なダメージがデカすぎて、そこで投資をやめたくなる

これが、数字をちょっといじってみて感じた一番の恐怖。
新NISAは枠が戻ってこないので、一度の判断ミスがそのまま一生モノの機会損失になりかねません。

④ 分散していた場合との「精神的ダメージ」の差がヤバい

例えば、同じ新NISA枠で:

  • Aパターン:1社集中(高配当株A社に全ツッパ)
  • Bパターン:全世界株インデックス+日本高配当ETF+債券 or 現金クッション

という2パターンをイメージしてみます。

・市場全体が▲20%くらい下がる「中規模ショック」が来た時──
A:1社が市場以上に売られて、▲30~▲40%沈むケースも普通にある
B:銘柄・地域・資産クラスにまたがっているので、下落はするがダメージは分散

数字以上に効いてくるのが、メンタルへのダメージです。

Aパターン:
「自分の判断でこの1社を選んだのに大失敗=投資センス皆無」
→ 自己否定がエグくなり、投資そのものをやめたくなる

Bパターン:
「世界的に下がってるからしゃーない。長期で回復を待つか」
続ける言い訳がしやすいので、長期投資を継続しやすい

実はこれ、専門家の間でもよく言われる話で、
「リターン」より先に「続けられるかどうか」を設計した方が強いんですよね。

⑤ じゃあ「1社集中」は完全NGなのか?ワイなりの落としどころ

ここまで読むと、 「じゃあ1社集中は絶対ダメってこと?」
と思うかもしれませんが、個人的な落としどころはこんな感じです。

新NISAの“土台”はインデックスや分散ETFで作る
✅ どうしても「推し銘柄」「推しセクター」に賭けたいなら、
  ・新NISA枠の一部(例:全体の20~30%以内)
  ・もしくは課税口座の「余興枠」
  のどちらかで遊ぶイメージにとどめる

要するに、 「人生を守るお金」まで1社にベットしないという線引きですね。

新NISAの非課税メリットは、

  • 運用益が非課税になることで「複利」が効きやすくなる
  • 長期でコツコツ積み上げるほど、税金面の差がデカくなる

という「長期×分散」と相性がいい仕組みなので、
そこに短期ギャンブル的な1社集中を重ねるのは方向性が真逆なんですよね。

⑥ 情弱ワイが最終的にたどり着いた結論

暴落シナリオを真面目に計算してみた結果、
情弱ワイが最終的に出した答えはかなりシンプルでした。

  • 新NISAのメインは「全世界株」などの広く分散された商品
  • どうしても1社に賭けたいなら、“遊び枠”の範囲にとどめる
  • 暴落シナリオを一度でも数字でイメージしてから全ツッパを決める

「なんとなくイケるっしょ」で1社集中していた頃の自分を思い出すと、
正直ちょっとゾッとしますw

新NISAは“攻めるための枠”というより、“守りながら増やすための土台”
ここを勘違いすると、暴落一発で夜しか眠れなくなる未来が待っているかもしれません。


🔍 もっとディープな新NISA・暴落シミュはnoteとXで

記事内ではざっくりした前提でシミュレーションのイメージをお伝えしましたが、
年齢・年収・積立額別のより細かいケーススタディや、
「インデックス+高配当+現金クッション」の具体的な組み合わせ例などは、 noteで詳しく掘り下げています。

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日々のドル円・米国市況・新NISAネタをリアルタイムでポスト中です。

  • 「自分の年収・年齢だと、1社集中どこまで許容?」
  • 「このポートフォリオ、暴落シナリオでどのくらい沈む?」

こういった相談・議論も大歓迎なので、
気になった方はぜひフォロー&チェックしてみてください。

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【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術 (朝日新書)
水瀬 ケンイチ
朝日新聞出版
2022-03-11