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資産形成の超正解100
鈴木 さや子
朝日新聞出版
2023-01-20

【試算したった】2026年水準の物価と社会保険料ブチ込んで老後計算したら、「2000万貯めても全然安心できない」現実が判明した件w

【試算したった】2026年水準の物価と社会保険料ブチ込んで老後計算したら、「2000万貯めても全然安心できない」現実が判明した件w

※本記事は、2019年公表の「老後2000万円問題」とその前提をベースに、2026年前後の物価・社会保険料水準をざっくり織り込んだ試算イメージです。
正確な将来額を保証するものではなく、あくまで参考シミュレーションとしてご覧ください。

「老後2000万円とか盛りすぎw」「年金+2000万あれば余裕やろ」──
そう思っていた情弱ワイ、2026年水準の物価・社会保険料・税金を ちゃんとブチ込んで老後資金を再計算してみた結果…… 「2000万あっても全然“安心ライン”じゃない」という割とガチめの現実が見えてきました、という話です。

結論を先に言うと、「老後2000万円問題」を2026年バージョンにアップデートすると、狙うべき目安は人によっては3000万~4000万円レンジ になりかねません。
ただし、これは「今から無理ゲー」という話ではなく、前提をちゃんと理解して、戦略的に積み立てと運用を組み立て直そうという提案です。

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そもそも「老後2000万円問題」って何だったっけ?元の前提をサクッと復習

まず、元ネタになったのは金融庁の報告書で出てきた、 「65歳で退職→95歳まで30年間生きる夫婦世帯」モデルです。

  • モデル家計の平均的な支出:月約26〜27万円程度
  • 公的年金の受取額:月約19〜20万円程度
  • 毎月の赤字:約5万円前後

この「毎月5万円不足」が30年続くと、 5万円 × 12ヶ月 × 30年 = 1,800万円不足する計算になります。
これに予備費や医療・介護費などを乗せて、ざっくり「老後は2000万円くらい必要」という数字が独り歩きしました。

ただしこのモデルは、 「物価は過去データベース」「社会保険料や税金も当時水準」「住居費は持ち家前提」 という、かなり“恵まれた前提”に乗っかっています。

2026年バージョンでは何が変わる?物価・社会保険料・税金の「見えにくい上振れ」

2026年水準を意識するなら、ざっくり以下のポイントを織り込む必要があります。

  • 物価上昇 … 食品・光熱費・サービス価格など、じわじわと値上がり
  • 社会保険料 … 現役時代の負担増→手取りが減り、「老後に回せるお金」がそもそも減るリスク
  • 税金(所得税・住民税・消費税) … 制度変更や増税リスクが常に付きまとう
  • 医療・介護費 … 高齢化が進むほど自己負担額の増加リスク
  • 寿命の伸び … 「95歳まで」どころか、「100歳近くまで生きる」ケースが珍しくない世界に

ざっくり言えば、「支出は上振れしやすく、収入(年金)は下振れしやすい」方向に環境が動いているイメージです。

仮に、今後も平均2%前後のインフレが続くとすると、 20年後には物価水準が約1.5倍 くらいになっていてもおかしくありません。
今「月25万円で暮らせる」としても、将来は同じ生活レベルを維持するのに月37〜38万円必要、という世界観です。

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【試算したった】2026年水準で「老後30年」の不足額をざっくり再計算してみた

ここからはあくまでイメージですが、2026年水準を前提にざっくり試算してみます。
モデルとして、

  • 65歳で退職、95歳まで30年生きる夫婦世帯
  • 住居は持ち家、住宅ローンは完済済み
  • 現役時代に比べて生活レベルは「やや節約寄り」

と仮定します。このうえで、 「2026年以降の物価水準・税金・社会保険料等を織り込んだ支出」をざっくり 月30〜32万円とし、
公的年金の手取り(税・社会保険料控除後)を 月18〜20万円と想定すると……

● 毎月の赤字イメージ

  • 支出:30〜32万円
  • 年金:18〜20万円
  • 毎月の赤字:ざっくり 10〜14万円 程度

例えば赤字10万円なら:
10万円 × 12ヶ月 × 30年 = 3,600万円の不足。
赤字12万円なら:12万円 × 12ヶ月 × 30年 = 4,320万円の不足。

元ネタの「毎月5万円不足→30年で1,800万円」と比べると、 不足額が1.5〜2倍近くに膨らむパターンも普通にあり得る、という感覚です。

もちろん、ここからさらに ・医療費の増加 ・介護費 ・住宅の大規模修繕 ・子どもの援助 ・趣味や旅行 などをどこまで盛るかで必要額は上下します。
逆に、生活レベルをもっと絞れば、2000万〜2500万円くらいでも回るケースもあり得ます。

「2000万貯めても全然安心できない」ゾーンに入りやすい人の3パターン

① 住宅費が意外と重い世帯(ローン・賃貸・管理費など)

老後も家賃がかかる賃貸派や、マンションの管理費・修繕積立金が高いケースだと、
「住居費はほぼゼロ」という前提はそもそも崩れます。
老後の固定支出が月数万円単位で増えるだけでも、30年トータルでは 数百万円〜1000万円超の差になります。

② 退職後も「車2台持ち」「趣味ガチ勢」を維持したい世帯

自動車維持費(車検・保険・ガソリン・駐車場)や、海外旅行・趣味に毎月数万円かけるライフスタイルを維持するなら、
モデルケースより支出が月3〜5万円は上振れしやすいです。
これだけで30年トータルの不足額は+1000万〜1500万円コースも普通にあり得ます。

③ 「退職後も住宅ローン残り」「教育費が長引く」世帯

退職後も住宅ローンが数年残っている、子どもの大学進学・留学費用を老後資金から援助する、などのケースでは、
老後の前半10年くらいのキャッシュフローが大きく崩れます。
このフェーズを乗り切るためのクッションとして、2000万円では心許ないという感覚になります。

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じゃあどうする?「2026年版老後2000万問題」を踏まえて今からできること

「2000万じゃ足りないかも…」と知って終わりだとメンタルが死ぬだけなので、
ここからは「じゃあ何をすればいいか」を具体的に整理します。

  • ① まずは“自分の老後キャッシュフロー”をざっくり試算する
    ・想定する生活費(住居・車・趣味・交際費)
    ・年金見込み額(ねんきん定期便・ねんきんネットで確認)
    ・不足額が月いくらになりそうか
  • ② 不足額×期間で「ざっくり目標額」を決める
    例えば、不足10万円・30年なら3600万円。でも「80歳以降は支出を落とす」前提なら、目標額を少し下げてもいい、など。
  • ③ 新NISAや企業DC・iDeCoをフル活用する
    ・課税口座だけで貯めるのはかなりキツいので、非課税枠をフル活用して運用効率を上げる。
    ・長期は低コストインデックスを軸に、リスクを取り過ぎない範囲で増やす。
  • ④ 証券会社は「コスト×使いやすさ」で選ぶ
    ・信託報酬の安い投信やETFが揃っているか
    ・NISA関連のサービス・ツールが使いやすいか
    ・売買手数料や為替コストが長期投資向きか
  • ⑤ 老後直前で慌てないように“資産配分の着地プラン”も考えておく
    ・60代以降は、株式100%から徐々に債券・現金比率を上げていく
    ・「いつ・どのくらい取り崩すか」をざっくり決めておく

まとめ:「老後2000万円」は“ゴール”じゃなくて、2026年基準ではただの“通過点”かもしれない

  • 元ネタの「老後2000万円問題」は、かなり恵まれた前提の平均モデルにすぎない
  • 2026年水準の物価・社会保険料・税金をざっくり織り込むと、不足額は3000万〜4000万円レンジに膨らむケースも
  • 住宅費・車・趣味・教育援助などの有無で、「必要額」は人によって大きく変わる
  • 大事なのは、「自分のケースでいくら不足しそうか」を早めに把握し、新NISA等で戦略的に埋めていくこと

情弱ワイの感想としては──
「老後2000万円“あればOK”」じゃなくて、「2000万円“は最低ラインのイメージ”」くらいで見ておいた方がメンタル的に安全、ですw
そのうえで、自分のライフプランに合わせた“マイ老後試算”を一度やっておくと、
今やるべきことがかなりクリアになるはず。

※本記事は一般的な情報・試算例に基づくものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。
実際の老後資金計画は、年金見込額・家族構成・健康状態・居住地域などを踏まえて、必要に応じて専門家とも相談のうえご判断ください。

資産形成の超正解100
鈴木 さや子
朝日新聞出版
2023-01-20