世界最強の米国株で始める株の教科書
PAN
フォレスト出版
2025-05-09

【悲報】新NISAで米株買ったワイ、ドル円で全部吹き飛ぶwwwww

「新NISAで米国ETF買えば最強やろ!」とドル建て商品に全ツッパした結果……
まさかの“為替”で含み益が蒸発してる投資家が続出中!?
今回は「為替リスク×新NISA」のリアルを、データと戦略で深掘りしていく。

■ ドル円の為替変動が“資産を左右する”時代

2023年末〜2025年にかけて、ドル円は130円→160円超えという急激な円安を記録。
これは米株(VOOやVTI)などのパフォーマンスにとって、プラスにもマイナスにも働く

しかし、2025年中盤に入り米利下げ観測が強まり、ドル円が円高方向へ動いたことで利益が圧縮されている投資家も多数。

📉円高時の新NISA損益シミュレーション(VOO)

IMG_3851
VOOが+7%上昇しても、ドル円が-10円動けば利益が帳消し
になるケースも。

これが為替リスクの恐ろしさ。

■ “為替ヘッジありETF”という選択肢

為替の影響を受けない「為替ヘッジ型ETF」も存在。
以下のような選択肢がある:

  • ・為替ヘッジあり:為替変動を無視できるが、信託報酬が高め
  • ・為替ヘッジなし:円安なら爆益、円高なら爆損の二極

投資戦略によっては、「一部だけヘッジ付きETF」にするなど、リスク分散型の組み合わせが有効。

■ 為替リスク対策の“実践ポートフォリオ”例

以下は、為替影響を最小限にしつつ、新NISAで活用できる戦略の一例:

資産配分ETF例為替リスク
40%為替ヘッジ付きS&P500(iシェアーズ・ヘッジ型)
30%VYM(高配当ETF)
20%国内ETF(TOPIX連動型)なし
10%米ドル建て金ETF(GLD)

■ ぶっちゃけ「為替」で勝てる人の特徴とは?

・あえて円安トレンドに乗る
・分配金より為替差益を狙う
・一部は「ドル資産」を外貨建てで保有
など、為替も“投資の一部”として捉える姿勢が勝ち組の共通点。

■ 5ch民の反応まとめ(30連発)

  • ・「ドル建てETFで爆益→円高で全部パーwww」
  • ・「為替を見ずに新NISA突っ込んだワイ、無事死亡」
  • ・「ヘッジありETFって情弱向けかと思ってたけど、今となっては正解」
  • ・「VTIが上がっても為替で下がる。やってられん」
  • ・「FXやってる奴の気持ちが少し分かった」
  • …(略)

■ さらに深掘りした戦略はnoteで解説中

▼note限定公開中の有料記事はこちら
【完全版】新NISAで為替リスクに勝つ“分散ポートフォリオ”戦略

記事内では、実際の為替変動シミュ・組み合わせ別のリターン比較も紹介中。

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■ まとめ:新NISA=米株だけでは危険!為替も見ろ!

新NISAは確かに神制度。しかし、「為替の影響」を無視した投資は、“片手落ちの資産運用”でしかない。
「株価×為替×信託報酬」の三位一体で最適戦略を構築していこう。

■ 円高になると“逆回転”が始まる

新NISAで人気のVOOやVTI、QQQといった米国ETF。
これらはドル建てで運用されているため、円で評価すると「為替」によって資産評価が変動する。

たとえば、VOOが+10%上昇しても、ドル円が10円円高(160円→150円)になれば、円ベースでは含み益がゼロになるケースも普通にある。

さらに、VOOやQQQは「ドルで分配金が支払われる」ため、円高局面では分配金の“実質利回り”も低下してしまう。

🔍ケーススタディ:160円で買った人の末路

  • 2025年3月:ドル円160円、VOOを50万円分購入(約$3,125)
  • 2025年7月:VOOは+8%上昇→$3,375に成長
  • しかしドル円が145円に下落(円高)
  • ⇒ 日本円換算:3,375ドル × 145円 = 約48.9万円(※含み損)

→ 株価上昇しているのに損してるという悲劇。
こうした為替逆風は、完全に見落としがちなリスク。

■ “ドル高円安”に頼らない投資とは?

円高・円安どちらにも強い投資戦略をとるには、以下のような選択肢がある:

  1. ① 国内ETFや国内株とのミックス
    → 円建ての資産を一部混ぜることで為替分散
  2. ② 為替ヘッジ付き商品を活用
    → 信託報酬はやや高いが為替影響をカット
  3. ③ 外貨MMFやドル預金も選択肢に
    → 資産の一部をドル建てのまま保管

いずれも、「米株=万能」とは言い切れない時代において、為替と株式の“二面性”を意識した戦略が求められる。

■ 為替だけで“爆益”を得る方法は?

実は、株価が全然上がっていないのに円安効果で資産が増えているパターンも多い。

特に以下のような戦略が成功例として話題:

  • ・2023〜2024にドル円140円時にVOOやVTI購入 → 現在160円 → 含み益爆増
  • ・為替差益だけで15〜20%超のリターン
  • ・「米株上昇+円安」の“ダブル恩恵”で資産が1.5倍に

まさに為替は“敵”にも“味方”にもなる

つまり、為替を無視して投資することは、“2次元のゲームを1次元で戦ってる”ようなもの。

■ 結論:為替を制する者がNISAを制す

新NISAで資産形成を成功させるには、以下の視点が必須:

  • ✅ 米株だけではなく「為替」も同時にチェックする
  • ✅ 為替ヘッジ付きETFの存在を知っておく
  • ✅ 投資対象の通貨リスクを把握する

この視点を持つだけで、“損してるのに気づいてない投資家”から抜け出せる。

次回は「ドルコスト平均法×為替リスク」の記事も予定中。
noteではその先取り戦略も公開しています👇

▶note記事:為替リスクも味方にするNISA戦略

バカでも稼げる 「米国株」高配当投資
バフェット太郎
ぱる出版
2019-01-24

■ 【実践編】通貨分散ポートフォリオの構築例

為替の影響を緩和するには、「通貨分散」=異なる通貨建て資産の組み合わせが有効。

以下は、円安・円高のどちらにも対応できる「現実的なポートフォリオ例」:

資産クラス通貨為替リスク
米国ETFVOO、VTI、QQQ米ドル
為替ヘッジETFeMAXIS S&P500(ヘッジあり)
外貨建てMMF米ドル建てMMF米ドル
国内ETFTOPIX連動型ETF、日経高配当なし
金ETFGLD、IAUドル建て or 円建て

このように、「ドル資産」と「円資産」をバランスよく保有することで、円高・円安どちらでも資産が極端に偏らない仕組みをつくれる。

特に「外貨MMF」は、“現金ポジション”をドル建てで持つ手段として有効で、タイミング調整や分配金受け皿にも活用できる。

■ Q&A:為替が怖い初心者向けの基礎まとめ

Q1. 新NISAで米国ETF買ったら、なんで為替で損するの?

→ ETF自体はドル建てで運用されてるから、「株価が上がっても円高で価値が下がる」ってことがある。つまり、株と為替の両方が影響するから。

Q2. 為替ヘッジ付きETFって何が違うの?

為替の変動を抑えるコスト(ヘッジ)を払って、円ベースで安定的なリターンを目指すETF。代わりに信託報酬が少し高い。

Q3. 為替の動きなんて予測できないでしょ?

→ その通り!だからこそ「通貨分散」や「ヘッジあり/なしを組み合わせる」ことが大事。予測するより、備えるほうが重要。

Q4. 外貨MMFって何に使えるの?

→ 米ドルで待機資金を保有したい時に便利。金利がつき、ETF購入までの待機場所にも最適。

Q5. 結局どうすればいいの?

→ 「米株だけ買って寝てればいい時代」じゃない!
為替を考慮したポートフォリオ(分散)が今のトレンド
noteでその実例やテンプレ構成を紹介してるからチェック👇

▶【note】通貨分散の最適ポートフォリオ戦略(実例テンプレ)

■ 通貨別リスク比較:どの資産が一番“危ない”?

以下のグラフは、通貨や運用タイプ別に「価格変動リスク(標準偏差ベース)」を比較したもの。

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最もリスクが高いのは「米国ETF(ドル建て)」
で、株価変動+為替変動のダブルパンチを受ける構造。

一方、「国内ETF(円建て)」や「為替ヘッジETF」は、比較的安定しており初心者向き。

外貨MMFや金ETFは、リターンは限定的だが分散効果が高く、ポートフォリオの“緩衝材”として有効

このように、「高リターン=高リスク」であり、通貨ごとの性質を理解して分散投資を行うことが資産保全の第一歩。

■ 為替ヘッジあり vs なし|年間リターンの現実

「米国ETFを円で買ったつもりが、為替で爆損してた…」
そんな投資家のために、為替ヘッジあり・なしETFのリターン比較を視覚化した。

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2021年〜2025年予測までのリターン推移を見ると、ヘッジなし(VOO円換算)は為替の影響で乱高下が大きい
  • ✅ 2021年:円安+株高 → ヘッジなしが有利
  • ⚠️ 2022年:株安+円高 → 為替ヘッジなしはダブルパンチ
  • 💡 2024年以降:為替不安定 → ヘッジありETFが安定的

つまり、「為替ヘッジあり」はリターンはやや低めだが、想定外の円高による損失を回避したい人におすすめ

一方、「為替ヘッジなし」は円安トレンドの時は最強だが、円高転換局面では大きな損失を被る可能性もある。

結論:短期勝負 or 為替読める人 → ヘッジなし、
長期&安定狙い → ヘッジありを組み合わせるのが最適解。

■ 為替ヘッジETFの“隠れコスト”に注意

為替リスクを抑えられる「ヘッジありETF」だが、無条件で安心とは限らない。 実は、ヘッジコストという“目に見えにくいコスト”が存在している。

  • ・日本がゼロ金利&米国が高金利 → ヘッジコストがかさむ
  • ・2024年は1〜1.5%程度のヘッジコストが発生
  • ・リターンが目減りする要因に

つまり、「為替リスクは減るが、利回りも減る」点を理解し、短期勝負の人はヘッジなしの方が効率的なケースもある。

■ 投資目的別:どっちが向いてる?

タイプおすすめ理由
✔ 為替を読む自信がない人 為替ヘッジありETF 為替の影響を減らし、株価本来の動きに集中できる
✔ 円安トレンドに乗りたい人 為替ヘッジなしETF ドル高での資産増が期待できる
✔ 長期で安定資産を積み立てたい人 ヘッジあり+国内ETFの分散 通貨リスクを抑えたバランス型投資が可能

■ プロもやってる“分割戦略”とは?

機関投資家やプロ投資家は、実際に「ヘッジあり」と「なし」を半々で保有してリスク分散を行っている。

  • ・為替急変でもポートフォリオのバランスが崩れにくい
  • ・どちらかが伸び悩んでも、もう一方がカバー

個人投資家でも、この戦略は応用可能。特に新NISAのような長期運用を前提とした制度では、通貨の上下動にも“備える”スタンスが必要不可欠だ。

■ まとめ:米国ETF=最強ではない、“通貨リスク”も含めた戦略を

新NISAで米国ETFを活用する人が増える中、「為替リスク」というもう一つの変動要因が投資成績に大きく影響を与えている。

✔ 株価が上がっても“円高”で資産が減るケースもある
✔ ヘッジ付きETFにはコストがかかるが、安定性が高い
✔ 通貨分散・ヘッジ分散が“損しない投資”への近道

「ETFを選ぶ時代」から「通貨も選ぶ時代」へ。
新NISAの枠を無駄にしないためにも、為替を味方につける戦略で賢く投資しよう。

▶【noteで公開中】“為替リスク”も制するNISA最適ポートフォリオ解説