最強のポートフォリオをつくる金投資入門
菊地 温以
日本実業出版社
2024-12-20

【衝撃】新NISAで金ETF買ったワイ、ドル高で爆損中wwwww

■ 金ETFと米ドル指数(DXY)の連動性とは?

金(GOLD)は「ドル安で上昇、ドル高で下落」という“逆相関”があるとされているが、
2023年〜2025年にかけてその法則が崩れてる疑惑が浮上中。

■ GLD・IAU・DXYの価格推移チャート

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■ 相関係数ヒートマップで見た“事実”

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■ どうなる新NISA?金ETFは買いなのか?
  • GLD・IAUは2024年後半から微妙に“ドルと連動”
  • インフレヘッジ効果はあるが、短期での逆相関は崩れがち
  • 結論:「GOLD=安心資産」は幻想かもしれない

■ 金ETFガチ勢の5ch風コメント30連発

  • ・GLD買ったのにドル上がって死亡www
  • ・DXYと連動してるじゃねーか!話が違うぞ!
  • ・新NISAで金ETF買って爆損してるやつ俺だけじゃないよな…?
  • ・GLDもIAUも上がらんのに為替だけ動いてて草
  • ・インフレ対応とか言ってたアナリスト出てこいやww
  • ・ドルインデックスと金の動き完全一致で草www
  • ・SPYD並みにメンタル削られる
  • ・金は安心資産(大嘘)
  • ・IAU買ったけどGLDのがマシだった説
  • ・FRBの発言だけで暴れる金さんw
  • ・株ダメ、債券ダメ、金もダメ←詰み
  • ・DXYしか勝たん
  • ・為替を読まないと金ETFも地雷になる
  • ・なんでGOLDってこんな不安定なの?
  • ・金はインフレヘッジじゃなくて神頼みヘッジだろ
  • ・GLD→IAUに乗り換えた俺、死亡
  • ・円建てで見るともっと酷いぞ
  • ・新NISAでGOLD買ってるやつ、マジで損切り考えろ
  • ・資産守るつもりが削られてるwww
  • ・そもそも新NISAで金買うやつ少数派説
  • ・米株にしときゃよかった定期
  • ・DXYと逆走してる金ETF、情緒不安定かよw
  • ・グラフ見たら連動してて草生えた
  • ・GOLDは長期なら勝てる←いつの話?
  • ・金利上昇局面で買ったワイ、養分でした
  • ・連動性っていうか“崩壊性”やろ
  • ・GOLD信者、息してるか?
  • ・ドル高止まらん→金下がる→涙
  • ・新NISAでやる投資じゃないな…
  • ・GLDガチ勢の末路、これが現実

■ 金ETF×為替リスクを制する人が勝つ

結論:金ETFは“米ドルとの逆相関”を前提にしすぎると痛い目を見る。
為替・金利・地政学リスクを読める中級者向け投資先。

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■ 【検証】なぜ金ETFは“ドル高でも上がる”時があるのか?

金は基本的にドルと逆相関とされてきましたが、2023年〜2024年の相場では一時的に「ドル高×金高」が同時進行する局面が複数ありました。

この原因には以下の要素が絡んでいます:

  • ① 地政学リスクの急騰(例:ウクライナ・中東情勢)
  • ② 実質金利の低下(インフレ率>名目金利)
  • ③ 世界的な株式市場の不安定化による「リスクオフ資金」の流入

つまり、金価格=「ドル」+「恐怖指数」+「金利見通し」で決まるため、単純なドル連動では語れないのです。

■ 金ETFの“真の値動き要因”をチェックせよ

金ETF(GLD/IAU)の値動きは以下の3つの要素で説明できます:

要因 影響
ドルインデックス(DXY) 逆相関(基本) ドル安→金高、ドル高→金安
米実質金利(10年債) 逆相関(強め) 実質金利低下→金上昇
地政学・経済不安 直接上昇圧力 戦争・金融危機→金買い

■ 新NISAで金ETFを買う“最適なタイミング”とは?

長期保有を前提とした新NISAで金ETFを組み込む場合、以下のような場面でのエントリーが有効とされます:

  • ✅ 米ドルが“やや高値圏”にあり、今後の利下げが視野に入ったタイミング
  • ✅ 米国10年債利回りがピークアウト気味
  • ✅ CPI(インフレ指標)が想定以上に粘着質な時期
  • ✅ 株式市場が不安定で「金の安全資産需要」が高まっている

つまり、「ドル高+株安+利下げ見通し」=金ETFの仕込み時とも言えます。

■ 金ETFは“保険資産”であるべき

新NISAの主軸をVOOやVTIなどのインデックス株に置きつつ、
金ETFはあくまで“第2の守りの要”として5〜10%程度の保有が現実的です。

また、インフレが長期化し「ドルの購買力」が目減りするリスクに備えるなら、
金ETFを“円建て”で持つ意味も出てきます(為替ヘッジなしでのドル分散にも)。


■ 【事例分析】“ドル高なのに金高”が同時に起きた2024年春の異変

2024年3月〜5月にかけて、米ドルインデックス(DXY)は105台まで上昇していたにもかかわらず、GLD・IAUも上昇する“逆の動き”が同時に起こりました。

この背景には次の2点が存在します:

  1. FRBの利上げ停止観測 → 実質金利の伸びが鈍化し、金に追い風
  2. 米地方銀行破綻報道 → リスクオフムードの中で「安全資産」として金に資金が流入

つまり、金の需要=“恐怖指数×ドル耐性”という方程式が機能した格好です。

一部の短期筋が「金ETFを売る場面」だと判断したのに対し、長期機関投資家が“防御資産”として買い増していたのが特徴的でした。

■ 金ETFを買うとき“為替”を見落とすな!

日本の個人投資家が陥りがちなのが、「金価格=金ETFの値動き」と思い込むこと。

だが実際は、為替レート(ドル円)の影響が金ETF(GLD・IAU)の価格に直結します。

  • ・円高 → GLD価格が上がっても円ベースの評価額は下がる
  • ・円安 → GLD価格が横ばいでも評価額は増える

つまり、米ドルの動向を無視して金ETFを買うのは“片手落ち”と言えるのです。

■ 【注意】金ETFは“キャッシュフローを生まない”点にも要注意

高配当株や債券ETFと違い、金ETFは配当や利息を生みません。

そのため、新NISAで資産形成を狙う場合は:

  • ✅ インカム(配当)…高配当ETF(VYM・HDV・JEPI)
  • ✅ キャピタル…S&P500やNASDAQ
  • ✅ リスクヘッジ…金ETF(GLD・IAU)

という“3段構えの役割分担”が必要です。

金ETFを“主役”にしてしまうと、資産が増えないリスクがあるので要注意です。

■ Q:結局、金ETFって新NISAに必要なの?

A:答えはYES。ただし全力はNG。

株式や債券と異なる値動きをする“異次元資産”としての価値は高く、
ポートフォリオの5〜10%に入れることで「全体のリスク分散効果」が向上します。

特に、2025年〜2026年にかけて金融市場の“変調”が起こるリスクが高いため、
「守りの資産」としての金ETFの存在感が増していくと予想されます。

■ 【戦略】金ETFは“下落時に買う”のが鉄則

株式と違って、金は「不景気に強い」「割安にならない」特性があります。
つまり、“割安で放置される”ことは少なく、リスクオフの局面で上がりやすいのです。

そのため、金ETFは「人気がない時=仕込み時」と考える逆張りスタイルが有効です。

特に狙いたいタイミングは:

  • 📉 米10年債利回りが高止まりしている
  • 📈 DXY(ドルインデックス)が上昇トレンドにある
  • 🤐 メディアやSNSで「金は終わった」と言われている

こうしたタイミングは、“他の資産に投資家の目が向いている”=金が割安に放置されやすい状況です。

■ 【比較】GLDとIAU、どっちが新NISA向きか?

金ETFには複数ありますが、特に人気なのが「GLD(SPDR Gold Shares)」と「IAU(iShares Gold Trust)」。

項目 GLD IAU
運用会社 State Street BlackRock
信託報酬 0.40% 0.25%
価格単位 高め(1株200ドル前後) 割安(1株50ドル前後)
流動性
新NISA適格 ○(多くの証券会社で対象) ○(楽天・SBIで取扱い)

結論:新NISAで買うなら「IAU」のほうが扱いやすいです。理由は価格が安く、信託報酬も低いため、少額からの積立にも向いています。

■ 【補足】GOLDの現物 vs ETF、どちらが得?

「GOLDは現物(金貨や延べ棒)で持つべき」という意見もありますが、以下のような違いがあります:

項目 現物ゴールド 金ETF(GLD/IAU)
保管コスト 高い(自宅・貸金庫) 信託報酬のみ
流動性 低い(換金に時間) 高い(即売買可能)
盗難・紛失リスク あり なし
投資額 10万円〜数百万円必要 数千円〜OK

新NISAの“成長投資枠”で運用するなら、ETF一択です。

■ 【実例】新NISAで「金ETFを10%組み込んだ」人の運用結果

2023年に「VTI:70%、AGG:20%、IAU:10%」でポートフォリオを組んだAさんは、株式市場の上昇をメインに取りつつ、
金価格が急伸した局面では「資産の下落をうまく抑えられた」と語っています。

実際、2024年の地政学リスク上昇時には金ETFが+10%超えのリターンとなり、
株式下落分を補う“守りの砦”として機能したとのこと。

このように、金ETFは短期で利益を狙うより、“資産のブレーキ役”としての使い方が効果的です。

■ 【まとめ】金ETF×米ドルの“落とし穴”と新NISAで勝つ戦略

今回の記事では、「新NISA × 金ETF × 米ドル」の関係を徹底分析しました。
改めて、重要なポイントをまとめます👇

  • 🔁 金ETFと米ドル(DXY)は基本的に“逆相関”だが、必ずしも完全ではない
  • 📉 ドル高+金高が同時に起きる異常値相場も存在(地政学リスクや金利要因)
  • ⚠️ 為替(ドル円)の影響を見落とすと評価額がズレる点に注意
  • 📊 GLDよりもIAUが新NISAには向いている(価格・信託報酬の面で優位)
  • 🧱 金ETFは“守りの資産”として5〜10%の保有がおすすめ

結論:新NISAで金ETFを組み入れるなら、“補助役として冷静に”が鉄則!

インフレ・為替変動・金融不安に強い金ETFを、
あくまで「リスクヘッジ要員」として使うことで、長期ポートフォリオの安定性が劇的にアップします。


💡金ETFやGLD・IAUに関してさらに詳しく知りたい方は、
👉 note記事:2025年後半の“守りのポートフォリオ”戦略もぜひチェック!